色遣いが素晴らしいシャガールの絵画

世界各地でシャガールの美術展が開催されていますが、ぜひ見ておきたいのがニースの美術館です。
そこには、数多くの作品が展示されていて、その美術館に所蔵されている作品群を見れば、どのような作品を描いた画家なのかがきっとわかるはずです。
シャガールは、牛や鶏、それに空飛ぶ魚、羊や花嫁など、身近なものをモチーフに多くの作品を描いています。
とても抽象的なその絵画を見た方は、ある方は暖かいと感じ、ある方は冷たいと感じるようです。
一人として同じような感想を持つ方がいないことが特徴です。
幻想的なその絵画は、メルヘンの世界や空想の世界を感じさせるからでしょう。
メルヘンや空想に関心がない方には、冷たく感じるのかもしれません。
そのようなシャガールの絵画の多くは、聖書の一説や故郷の民話などがモチーフになっています。
一見、気味が悪いと思われる題材も、民話がモチーフになっていることがわかれば、そこに暖かなぬくもりを感じられるのではないでしょうか。