愛情あふれるシャガールの絵

シャガールの絵画のモチーフは、ニワトリやヤギなどの動物たち、そして花嫁や恋人同士といった人物など、身近なものばかりです。
その身近でありふれたものたちが、とても情愛深く描かれています。
そして、そのベースとなっているのは、故郷であるロシアの大地への愛情でしょう。
シャガールが、それらのものたちをどれほど愛していたかが、その絵画を見るだけでわかります。
ロシアと日本とでは習俗や習慣がずいぶんと違うため、ちょっと不思議に思うようなものが描かれていることもあります。
そのことを捉えて、シャガールは難しいという方もいますが、そんなことはまったくありません。
解説パネルを読んだり、ちょっと調べるだけでその絵画が描かれた背景がわかるはずです。
ちょっと知識を持てば、今までと違った視点で絵画を鑑賞することができます。
もちろん、そんな知識がなかったとしても、この絵が好きだそれだけで十分なのです。
その絵を見て、自分が幸福な気持ちになれるということが一番大切なことなのです。

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