20世紀の芸術家、シャガール

シャガールは、1887年、ロシアで生まれました。
てっきりフランスの人かと思いきや、生まれはロシアだったのですね。
その後、1910年にパリに留学をします。
その際、印象派やキュービズムに大きく影響を受けたということです。
彼自身は生まれはロシアですが、ユダヤ人でした。
ユダヤ人というのは、当時から蔑みの対象でありました。
彼自身に対しても、そういったことがあったようです。
その後、彼は移住を繰り返します。
まるで、他のユダヤ人がそうするかのように。
そして第二次大戦が始まり、ユダヤ人にとっては、暗黒の時代へと突入します。
その暗黒の時代を何とか乗り越えて、第二次世界大戦が終結をすると、彼は再びフランスへ戻ってきました。
その後はフランスに定住をして、この地を第二の故郷としました。
そして1985年まで、彼は創作活動を続けたのです。
享年は97歳と、非常に長生きをした画家でした。
最後は、パリではなく南フランスでなくなりました。
かれの作品は絵画が中心ですが、それだけがシャガールの持ち味ではありません。
海外外にも、版画や陶芸と、多彩に秀でておりました。
その芸術性は、20世紀の芸術界に大きな足跡を残しました。
そしてかれの功績をたたえて、1973年には、南フランスのニースに、シャガール美術館が完成しました。
それだけでもすごいことなのですが、なんと存命中に史上初、ルーブル美術館で個展を開催したというのです。
これだけでも、彼の偉大さがわかりますね。

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