マルク・シャガールは1887年、ロシア生まれの画家です。
貧しい、ユダヤ系(東欧系ユダヤ人)の家庭で育ちました。
貧しく絵を見たことがなかった彼ですが、高校生の時、同級生が描いた絵を見て衝撃を受けます。
それがきっかけとなり、画家を目指すようになりました。
1915年に最初の妻、ベラと結婚しています。
生涯ベラを一途に愛し、愛をテーマとした作品を多く発表していることから「愛の画家」とも呼ばれています。
1941年に第2次世界大戦でナチスの迫害を避けるためにアメリカに亡命します。
妻ベラは1944年にアメリカで病死しています。
その後、ユダヤ人女性のヴァレンティーヌ・ブロツキーと再婚しています。
彼の作品の魅力は色彩の美しさと言われています。
日本では高知県立美術館に作品を多く所蔵しています。
その他に、民間の美術館で、大分県の湯布院シャガール美術館でリトグラフ作品を多く展示しています。
彼は、1911年から1914年までパリに住みました。
1950年から南フランスのヴァンスに定住しています。
フランスのニースに1966年国立マルク・シャガール美術館がオープンしました。
彼の作品を見るために、世界中から観光客が集まっています。