2015年11月アーカイブ

マルク・シャガールは、1887年ロシアで生まれた20世紀を代表する画家のひとりです。
美術の教科書などで目にする機会が多いので、日本でも多くの人に知られています。
代表作の一つである、「I and the Village」は、作品名は知らなくても誰でも絵を見ればすぐにシャガールの作品と分かることでしょう。
シャガールはパリに滞在していた時期にはキュビズムの影響を受けた作品を制作していましたが、ロシアに戻った後はロシア・アバンギャルドに参加してデザイン性の強い作品を制作していました。
その後再びパリに出国してからは愛や結婚をテーマとした作品を多く残しましたが、その背景には妻ベラへの深い愛があります。
1985年に亡くなった後も、世界中でその作品は愛され続けています。
原画はなかなか一般の個人が買えるものではありませんが、リトグラフなどのポスターは比較的安価なので人気です。
幻想的な色彩とドラマティックな構図を身近で鑑賞してみたい方は、ポスターなどで気軽に楽しむのがおすすめです。

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